「じれったい唇」

「じれったい唇」 2005年9月30日発売

 

原作  遠野春日

 

キャスト  子安武人(沢渡肇)× 野島健児(萩雅之)他

 

じれったい口唇

じれったい口唇

 

会社の将来がかかっている取引を任されて先輩営業マンと

共に訪れた萩雅之だったが

そこに現れたのは新進気鋭の建築デザイナー沢渡肇だった。

七年前学生時代に出会って大学2年の時

いきなり腕をつかんで話しかけてきたのが肇だった。

「お前奇麗だな」

女性と勘違いされたのかと思ったが

強引にドライブに誘われ連れだされた。

いわゆるそういう店で数日前に

雅之を見かけたと言う肇は

ドライブの帰りに強引に迫った。

肇は遊び慣れていた。

だからどこか肇を信じられずにいたが

それでも腕に抱かれると幸せな気持ちで満たされていた。

肇はたまに来てはまたしばらく連絡がないと言うのは

当たり前だったが

ある日連絡を取ろうとすると取れずに

イタリアに留学したことを知る。

「お前に会っていると怖いんだ」

ただ一度だけ漏らした言葉。

雅之はいきなり捨てられたのだった。

 

それからこの商談だった。

もう駄目だなと思っていたのだが

急に契約に応じると言う。

母親が離婚して名前が変わっていたので

肇は気が付かなかった。

この先も担当を雅之にして欲しいと頼み

担当になった。

商談の日から三日後。

バカみたいに自分は少しの期待をずっと残しながら生きてきた。

これは仕事だから変な期待はしてはいけない。

あの8か月間は彼にとっては遊びだったのだから……

そう思い赴くがマンションに連れていかれ

無理やり抱かれそうになった。

捨てたのは自分、拾うのも自分

拒むが肇はお前の会社に頼まなくても他にはいくらでもあると

脅してきた。

だが雅之が分かったと言って服を脱ぐと

肇はもういいと言って服を着せた。

肇はどういうつもりでいるのだろうか・・・・・・・・。

 

 

=感想=

 

 雅之にやきもちを妬かせるために

偽の恋人を連れてくる沢渡だけど

なんだかちょっと雅之が可哀そうだった。

ゲイの人に好かれるタイプって

あるのは知ってたけど

「お前奇麗だな」って言われて女に飽きてたから

男と付き合うとか、なんだかなぁーって思っちゃうな。

お互いゲイ同士なら分かるけど

男は快楽に弱いのか!!って思ってしまうね。

浮気とか不倫とかそういう事なんだろうけど

最近は女性もしかりですが。

 

傲慢な沢渡ですが、それでも雅之を気にしています。

雅之は捨てられたと思って再び仕事で会うことになっても

自分にブレーキをかけ続けるんだよね。

ずっと忘れられなかったわけだけど。

それなのにまた関係を持ってしまうんだよね。

ちょっとあれ?って思うところもあったけど

じれったい唇だわ~。

明日はこの作品に出てくる沢渡が偽の恋人として連れてくる

聖が主人公の作品です。

 

 

 昔2丁目を通っていくライブハウスがあったのだけど

(今はあるか知りませんが)

そこへ行くときは派手な服を着たおねぇの方から

どう見ても女性にしか見えない方から

スキンヘッドに毛皮にタイツなんて変わった方まで

外にいてお客さんを迎えてる?感じでいい時間に

なると結構いらっしゃいます。

私の友達の男の子はそっちの方に持てるらしく

抱きつかれて「可愛いわね~」と頭をなでられていましたよ。

意外と硬派な友達でしたが

苦笑いで黙って撫でられていました (笑)

面白い人たちだなとまだ高校生くらいでしたが

思った記憶があります。