「真夜中に降る光」
「真夜中に降る光」 2007年10月25日発売
原作 砂原糖子
矢尾一樹 他
雪の舞う冬の朝殴られ倒れていた新二を見て見ぬふりして
行く人の中助けてくれた男がいた。
人をだまして利用することをなんとも思わない新二を
津久井は優しい人だと言う。
狭い田舎町で父親は酔って新二を殴りつけて
母親はタンスの陰に隠れてそれを見ているだけだった。
そんな噂はすぐに広まり
町では誰もが自分とは距離を置いてきた。
津久井はそんな新二との距離をつめてくる。
新二は津久井に出会って自分が自分でなくなっていく
事に気が付いて・・・・・・・。
=感想=
これは「夜明けには好きと言って」の
スピンオフって言うのかな。
夜明け~に出てきた一葉を虐めていた男の一人のお話。
新二があんな風にはすっぱなどうしようもないやつになってしまったのは家庭環境が大きいです。
酷い親すぎます。
だんだんと津久井のペースにはまって
心を開いていくけど
それでもまた後戻りして
津久井に嫌なことをしてしまいます。
その度に津久井は見捨てたりせず
そんな新二は段々と津久井に救われて行くのかなぁ。
って思いました。
新二はほんとにどうしようもなく嫌な奴だけど
津久井は器がでかいなぁって思いますね。
ド天然なだけかもしれないけど (笑)
吉野さんのチンピラっぽい役(ホストだけどチンピラっぽい)
ハマリ役ですね。こういう役やるとほんとにうまいと思います。
十郎太さんの包容力というかも凄いですね。
おかまの役に矢尾さん。こっちも暗くなりがちな
ストーリの中に明るさが入ってきます。
脇役ですが細谷佳正さんも出ていたりします。
若かりし頃の声優さん探すのも楽しみの一つだったりします。