美しいこと
「美しいこと」 2009年3月25日発売 ドラマCD
原作 : 木原音瀬
松岡は週末になると女装をして街に出ていた。
ある時、いつも仕事の取引先で自分を足蹴に追い返す男が
女装している松岡だと気が付かずに声をかけてきた。
仕事の話を聞けないかと
誘いに乗るが散々な目にあい裸足で雨の中逃げてきた。
誰もが見て見ぬふりをする中、傘を差しだして履いている自分の
靴を差し出してタクシー代までくれたのは親しくはないが
同じ会社の寛末だった。
女装をしていたので声を出すとバレると思い
口がきけないふりをした。
メルアドを交換してメールのやり取りをし距離が段々と
近づき始めた。そんな時、寛末が松岡の同僚に嫌がらせで
左遷されることになる。
=感想=
松岡の気持ちが後半だんだん切なく可哀そうです。
寛末は最初は潔い真面目な人だなと交換を持てたけど
だんだんと優柔不断すぎてイライラしてきます。
ああでもないこうでもない・・・・・はっきりしろーーー!!
って思ってしまうくらいです。
こういう男の人苦手です。
寛末は優しいけど、もうメンドクサイ男だなぁー
って何度思った事か・・・・・。
だんだんと松岡に冷たくなっていく寛末はちょっと嫌な人に
見えました。
確かに女性の振りしていたのを隠していた松岡も悪いけど。
実際の心の中は誰しもこんな感じな時も
あるのだと思いますね。
まして相手が相手だけにそうすんなりと認められないのも
わかりますけどね。
あからさまに乾杯のグラスもスルーしたり
話し方も冷たい。
松岡の傷つきながら一生懸命に普通に接しようとする姿が
健気だなって思います。
松岡の心の叫びが辛かったです。