ある小説家のノロケ話
ある小説家のノロケ話 2014年12月26日発売
原作 : 田中ボール
原作既読。
「叶先生のすべて」のスピンオフ。
叶先生の方は恐ろしくネガティブな作家のお話だったので
笑えますが、これはそういう感じではありませんが
だからと言ってものすごい暗いとかいうわけでもありません。
モヤモヤしながらモデルをやっている男と小説家のお話。
鳴神が入った店が混んでいて座る席がないかなと思っていたら
席に着いたばかりの男が立ち上がって席を譲った。
気になってその男を見ていると、歩行者に道路に押されて
転んでしまう。
鳴神は慌てて出ていき救急車に一緒に乗って病院まで行ってしまう。
弟が来て「彼氏いたんだな」という。
誤解から偲がゲイだと知ってしまう。
ひょんな事から寝てしまう。
「ありのままの自分を愛してもらえないのは辛いことだ。」
と偲は言った。
鳴神は惹かれていく。
偲は好きな人がいるという。
だが偲の周りには編集者以外の影がない。
鳴神は偲の手を離せないと思ってしまう。
鳴神も仕事が増え忙しくなる。
二人の行方は・・・・・・。
途中、叶先生と日高編集が出てきてワヤワヤしています。
2人が相変わらずなのでなんだかちょっとだけ懐かしく
嬉しくなります。
実在の人物ではないのに懐かしいなんておかしいですね。
静かに進んでいく物語だからでしょうかね。
嫌いじゃないです。
番外編が面白いです。